beans.

​つむるの珈琲豆

 つむるで扱っている珈琲豆は決して安くありません。

 その理由として、農園の標高、品種、精製方法まで管理され、特定できる珈琲豆だけを使っているからです。

 また、農家に正当な金額を支払うことで持続可能な農業を支援するためでもあります。

例えば、私たちの扱うネパールの豆1kgに対する金額の内訳は、34%が農家へ、20%が仲買人、25%が輸送、精製業者、21%が現地の小売店というふうになっていて、1kgの利益で農家は18本の珈琲の苗を買うことができるのです。

ところが、多くの珈琲豆は農家に渡される賃金は2〜5%が相場です。これでは農家は生活にも困ってしまいます。

 だから、私たちは信頼の置ける農園の珈琲豆だけを仕入れています。

​小さな豊かさを日常の中に

​favor

 私たちは珈琲、お菓子、食器や小物類の販売を通して、みなさんの日常がほんの少し心地よいものに感じてもらえればいいなと願っています。

 朝の一杯の珈琲を楽しみにできたり、駅からの帰宅途中、冷蔵庫の中のプリンを思い出して嬉しくなったり。そんな気持ちになるものを届けます。

 美味しくなければ、もちろんその瞬間をつくることはできませんが、味覚の問題だけではないと思います。どんなことがその瞬間を演出できるか、自分たちなりの考えを枠に捕らわれることなく伝えていきます。

​why.

つむるの使命

 2015年4月25日、大きな地震がネパールを襲いました。

 当時、小学校五年生の担任をしていた私に、子どもたちは「先生、ネパールに何かしようや!」と言いました。話し合いの結果、千羽鶴をみんなで折って、それを私が現地の小学校へ届けてほしいという意見にまとまりました。そこで数ヶ月前に授業の研修で知り合ったネパール人のラメーシュさんに連絡を取ると、とても喜び、ラメーシュさんの母校の小学校に持っていくことになりました。

 出発は夏休みです。教室の隅の段ボールには、カラフルな鶴が集まり、文房具や手作りのアクセサリー、着なくなった洋服まで集まっていました。出発の日には、バックパックに私物の入る余地のないほどでした。

 現地の小学校では、鉛筆一本を四人の子どもが共に使ってメモを取っていたり、片道三時間のトラも出没する山道を裸足で登校している子どもにも出会いました。

 その夜、私たちは「いつかこの村の人たちとお互いに感謝できる対等な関係で仕事ができたら最高やね。」と夢を語っていました。

 夏休みが明けた始業式、教室で動画をみんなで観た後、子どもたちに言いました。

「先生にも小さな夢ができましたよ。」

その三年後、夢に近づくために私たちは改装した自宅でお店を開きました。それが「つむる」です。